あなたは日常的に、どの様な交通手段を使っているだろうか?例えば会社へ行く時。あなたは5分歩いてバス停へ行き、ICカードをタッチして8:15発のバスに乗る。
駅に着いたらまたICカードをタッチして、乗車率120%の満員電車に10分間揺られた後、ようやく駅に着いたのは8:55。会議に遅刻しそうなのでタクシーを使い、カードで支払おうと思ったら対応していない!なんとか現金での支払いを終え、オフィスに着く頃には疲れ果てている… その様な日常が、一変する可能性があるかもしれない。
バスも電車もタクシーも、事前に乗り換え情報が検索でき、そして支払いまで事前にワンタッチで済ませることができたとしたら?それがまさに、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)が実現しようとしていることである。
MaaSとは
MaaSへの注目は年々高まっており、2018年に入ってからは特に、総務省や国土交通省などの国家機関もこの領域に関するレポートを出す様になっている。
国土交通政策研究所のレポートに基づいてMaaSを定義すると、「ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ 新たな『移動』の概念」であるという。
少し難しく聞こえるが、簡単に言えば、全ての交通機関を1
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