世界最大級のスタートアップイベント「SLUSH」開催 ~オープンイノベーションで社会課題に取り組む~
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12月4、 5日の両日、フィンランド・ヘルシンキで、世界最大級のスタートアップイベント「SLUSH」が開催された。フィンランドは、社会保障や産学連携の取り組みなど、スタートアップ支援に積極的な国家として注目されており、SLUSHはその象徴となるイベントだ。
©Rikka Vaahtera
SLUSHは、起業家と投資家を結ぶ場として2008年にヘルシンキで始まり、今回で11回目。日本、シンガポール、上海でも開催されている。学生ボランティアによって支えられていることも特徴で、そのエネルギーが、次につながる出会いやチャンスをつくり出している。
©Petri Antila
カンファレンスの冒頭、SLUSHのアンドレアスCEOとアレクサンダー社長から「SLUSH ACADEMY」の創設が発表され、場内が騒然となった。世界各国の有名大学、企業、ベンチャーキャピタルと世界的な教育プログラムを開始し、アントレプレナーを養成する試み。2019年春から応募可能となり、第1期は20~30人が選出される。2019年以降も規模を拡大していく方針だ。
©Jussi Hellsten
また、SLUSH会場内で、エネルギー企業大手「Fortum」は、グーグルベンチャーズの共同創始者であるスコット氏が率いるValoベン
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