独週刊誌シュピーゲルで捏造記事を書き続けてきたジャーナリスト、クラース・レロティウス記者(33)はシュピーゲル誌編集担当者とのやり取りに応じている。そして同記者が書き、大きな反響を与えた様々なルポ記事が事実ではないことが次々と判明すると、「僕は病気だ」と呟いたという。
▲レロティウス記者捏造問題で揺れるシュピーゲル誌の本社(ウィキぺディアから)
レロティウス記者は自身がPseudologia Fantastica(虚言癖)、ないしは「ミュンヒハウゼン症候群」(虚偽性障害)に悩まされていると告白したのだろうか。それとも責任能力がない心神喪失として刑罰を逃れようとする“もう一つのウソ”だろうか。
現地に取材に出かけずルポ記事を書いた。単に書いたというより、読者を感動させるストーリーを作った。現地取材した記者でもなかなかできない感動を読者に与え続けてきた。存在しない人物が登場し、存在する人物はまったく別のプロフィールで描かれ、シリア内戦で犠牲となったという人間は実はまだ生きていた、といった具合だ。
その前に思い出さなければならない点は、調査報道で世界的なメディアの一つであるシュピーゲル誌には社内にルポ記事を検証する部門があることだ。記事を書いた場所やそこに出てくる映画館、喫茶店が本当に存在するかを追跡調査するばかりか、ルポ記事を取材した日の気温から、記事で出てくる地理的な情報についても検
スポンサーリンク
独週刊誌、「ドラマ」のない事実報道は退屈か
最近の投稿
- インスタにアップした「1枚の写真」で新入社員に「まさかのクビ宣告」…SNSで情報漏洩した23歳の意外な「その後」
- 新入社員がインスタにアップした「1枚の写真」が大トラブルに…社長を激怒させた「まさかの投稿」の中身
- 爆騰中のビットコインが直面する「トランプの大いなる矛盾」…!トランプ・ラリーで勢いを増す暗号資産「暴落の予兆」、そのヤバすぎる現実
- 【難読漢字】「十柱戯」って読めますか? 「10本の柱」でやるスポーツ….?
- ビットコイン「ついに1500万円」を超えた!トランプ復活で暗号資産が爆騰中…そのウラにある、選挙戦中にトランプが言い放った「言葉の真意」
- IMAX embraces AI to expand original content reach
- Volkswagen slashes the value of its stake in Northvolt, the beleaguered battery manufacturer
- 「お得な中高一貫校」ランキング【関西圏難関&上位15校・2025入試直前版】入りやすくて難関大学に強い中高一貫3位は東大寺学園、1位は? – わが子が伸びる中高一貫校&塾 2025年中学受験直前
- 【人気特集】セブン&アイがDX敗戦でも東証「DX銘柄」…評価委員長は同社社外取、担当役員が反論! – 見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集
- マイナス金利という奇策、ブラック企業と働き方改革、堕ちた日産のカリスマ、「サブスク元年」で変わるビジネス【ダイヤモンド111周年~平成後期-令和 3】 – 111年111本 厳選記事でたどる激動の日本経済史
コメント