独週刊誌シュピーゲル最新号は同誌最大のスキャンダル事件となった捏造記事問題を特集し、捏造記事を書き続けてきたクラース・レロティウス記者(33)の取材を検証している。驚いたことに同記者は、2017年にレームツマ自由賞( Reemtsma Liberty Award) とカトリック・メディア賞 を受賞したルポ記事「王様の子供たち」(Konigskinder)に登場する2人のシリアの孤児(11歳と10歳)を支援する献金キャンペーンを独自に始め、読者たちに献金を呼び掛けていたことだ。支援金は同記者の個人口座当てとなっていた。
レロティウス記者の捏造記事を特集した独シュピーゲル最新号(52号)の表紙
集まった支援金が実際に2人のシリアの子供たちに渡ったのかは不明だ。スイスのメディアが報じたところによると、同記者は2人のシリア孤児をドイツに養子として受け入れようと呼びかけたというが、「2人が養子となった形跡はない」という。記事ばかりか、シリア人孤児支援キャンペーンも全くのウソだったわけで、シュピーゲル誌関係者はショックを受け、茫然としている。
レロティウス記者の2人のシリア孤児を報じたルポ(2016年7月9日号)は多くの読者に感動を与えたという。シリアのアレッポで両親を失い、トルコに逃げた2人の孤児、アメッド(Ahmed)はくず鉄集めに、姉のアリン(Alin)は裁縫の仕事に従事したという。その
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独週刊誌シュピーゲル記者の「虚構の世界」
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