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天皇陛下が語った「旅」と寅さんの「旅」

経済ニュース
天皇陛下の誕生日会見で最も印象に残った言葉は、「人生の旅」「天皇としての旅」だ。戦後の憲法が定めたあいまいな「象徴」という立場を、いかに生身の人間として体現すべきか。それを求めてきたのが、「天皇としての人生の旅」であった。そして、皇后陛下は何よりも得難い伴侶だった。
宮内庁サイトより:編集部
だが、政治は、社会は、真剣に「象徴」の旅を共有しただろうか。陛下の言葉には常に孤独の寂しさがつきまとう。退位も自らがリスクを冒して口にするしかなかった。
「人生」という生々しい響き、「旅」という不確かな感覚、わずか数年だが皇室担当記者を経験した身として、行間に込められた万感の思いを感じる。
そして、寅さんの温かく、そして寂しい「旅」を連想した。私がかねてから抱いている感覚なのだ。天皇陛下と寅さんには通底する何かがある、と。
両陛下の地方視察に同行し、農家を通り過ぎた。柿の木に枯葉がわずか残り、赤い実が寂しくぶら下がっているのを見た。すぐに思い浮かんだのは映画『男はつらいよ』で見かけた同じような冬枯れの風景だ。
日の当たらないところに光を当てる。それが両陛下が貫いた姿勢だった。貧しい人々、寂しい人々、困難な人々、我々が忘れかけていることに気づかせてくれる。どこにも人情があり、笑顔があり、たくましさがある。人目を気にし、耳障りのよい言葉を吐き、打算のために嘘をまき散らす、そんな虚偽の政治世界とは無

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