欧州社会は目下、クリスマスシーズン真っ最中。クリスマス市場には多くの人々が店のスタンドを覗きながら、シナモンの香りを放つクーヘン(焼き菓子)やツリーの飾物を買ったり、クリスマス市場で欠かせない飲物プンシュ(ワインやラム酒に砂糖やシナモンを混ぜて暖かくした飲み物)を飲みながら友達や家族でわくわくしながらクリスマスまでの準備期間を過ごす。至る所からクリスマスソングが流れてくる。フランス北東部ストラスブールのクリスマス市場でテロ事件が起き、死傷者が出たばかりだが、欧州各地のクリスマス市場はテロの恐れなどものとはせず、活気に溢れている。
▲「きよしこの夜」の作曲者フランツ・クサーヴァー・グルーバーの自筆楽譜(ウィキぺディアから)
ところで、ローマン法王フランシスコが大好きなクリスマスソングをご存じだろうか。バチカン放送が13日報じたところによると、オーストリアで作詞作曲された「きよしこの夜」(Stille Nacht)だ。この曲が誕生して今年で200年を迎えた。それを記念して「きよしこの夜」発祥の地で先月からイベントが盛大に開催されている。
オーストリアのカトプレス通信によると、「きよしこの夜」が誕生したオーストリアのザルツブルク州では200年祭委員会が2014年に設置され、記念祭の準備が始まった。200年祭委員会のミヒャエル・ノイライター会長は当時、「『きよしこの夜』が生まれた由緒ある場
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