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ローマ法王の訪日に何を期待するか

経済ニュース
ローマ法王フランシスコが来年、日本を訪問する予定だ。バチカンを訪問した河野太郎外相は23日、ポール・リチャード・ギャラガー外務長官と会談し、フランシスコ法王が訪日を願っていることを受け、訪問の準備に乗り出すことで一致したという。実現すれば、1981年2月の故ヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりとなる。
若い信者たちから愛されるフランシスコ法王(2018年10月8日、バチカン・ニュースから)
フランシスコ法王は聖職者になった頃、日本に宣教を希望したが、健康問題があって実現されずに終わった。フランシスコ法王は親日派で2014年1月に行われたサンピエトロ広場での一般謁見で中東からの巡礼信徒に対し、厳しい迫害にもかかわらず信仰を守り通した日本のキリシタンを例に挙げて励ました、という話が伝わっているほどだ。
安倍晋三首相は2014年にバチカンで法王と会談し、来日を招請。日本政府は法王に被爆地の広島・長崎を訪ねて被爆者のために祈祷を要請し、東日本大震災の被災地でも被災者に激励の声をかけてほしいとの希望を伝達したという。
フランシスコ法王は法王は就任以来、韓国(2014年8月)、フィリピンとスリランカ(2015年1月)などアジア諸国を訪問済みだ。フランシスコ法王の訪日が決まると、アジア周辺のカトリック信者が法王に謁見するために日本を巡礼するだろう。特に、中国、台湾、韓国、フィリピンなどから日本人信

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