年を追うごとに高価になっている印象のあるiPhoneですが、実はアップルの利益率はピーク時から下がっているとの分析が報じられています。
米テックニュースサイトThe InformationがTechInsightの計算したデータを元に作成したチャートによると、利益率がピークに達したのは2009年に発売されたiPhone 3GSだったとのこと。ここ数年のiPhoneは、小売価格が上がっている一方で利益率は60%前後に横ばいという、興味深い傾向が見て取れます。
The Informationの作成したチャートは、2007年発売の初代iPhoneから2018年のiPhone XSまで、毎年の代表的デバイスの小売価格および部品コストの棒グラフと、その利益率(小売価格-部品コスト/小売価格)の折れ線グラフを併記したもの。年々の端末価格と利益率の変化が分かりやすく確認できます。
このチャートでは、アップルの利益率はiPhone 3GSでの74%を頂点として、全体的には緩やかに低下。そして最低の利益率は、iPhone SEの53%となっています。2016年3月に発売された当時の価格は399ドルで、構成パーツの合計は186.70ドルということで、廉価モデルは利ざやの旨味が少ないようです。
一方、2016年のiPhone 8から2018年のiPhone Xまでの利益率は、およそ60%前後といったと
コメント