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戦争責任:日本人の心情重視の百田氏と国益重視の私

経済ニュース
太平洋戦争とそこに至る道については、百田尚樹氏がもっとも思い入れのあるところであるので、さすがに充実した内容になっていて、事実関係の把握なども良好である。いわゆる保守派の人の心情がほとばしりだているが、軍部や官僚たちへの批判もきちんと書かれており、そういう意味でバランスが悪いものでない。いわゆる戦後史観的な教育を受けてきた人が、保守派の言い分も知りたいというなら好著だと思う。
百田氏ブログ、テレビ朝日より:編集部
しかし、やはり、国際政治を扱ってきた人間の立場からすれば、日本側の心情としてはよく分かるが、国際的な説得力があるかといえば、やや疑問である。というより、そういうことはめざしていないのだと思う。良くも悪くも、適正な反省はするが、先祖たちに誇りを持とうという、自己満足を得ることを主眼にしているように見受けられる。
私が書いた四部作である、「日本と世界がわかる  最強の日本史」「世界と日本がわかる  最強の世界史」「中国と日本がわかる  最強の中国史 」「韓国と日本がわかる  最強の韓国史」(いずれも扶桑社新書)は、日本人の立場からの歴史ではあるが、欧米人など第三者を説得できる歴史観の確立というのが主眼であるのと視点が違うのである。私はその追究こそが国益だと思っている。
その結果、私の歴史観のほうがかなりリベラルになっているが、これは思想的なものよりも、官僚としての戦略論と作家

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