火星の日の出が音楽になった
アングリア・ラスキン大学のDr. Domenico VicinanzaとDr. Genevieve Williamsの二人が、火星探査車Opportunityがとらえた5000日目の日の出を“音化”した。その音楽は、赤い砂丘の向こうに昇る太陽と、この惑星の大気を貫く光を見る体験を、音で表現している。
美しい。
彼らのリリースより:
研究者たちは、画像を構成するすべての画素を左から右へスキャンし、その明度や色の情報と標高を組み合わせたデータを音に変えた。彼らのアルゴリズムは、その一つ一つの成分に特定のピッチとメロディーを割り当てた。
静かなゆっくりとした和声は暗い背景の結果であり、明るくてピッチの高い音は、曲の中ほどで、明るい日輪から作られた音だ。
車輪が複数ある小さなロボットのおかげで、砂の上に太陽が昇る火星の日の出を見物でき、しかもそのすばらしいブレークスルーを音で聞けるという経験は、人類が暗い場所へ向かっていることを忘れさせる。次のブレークスルーではたぶん、火星にオーケストラを送って、本物の楽器でこの曲を演奏できるだろう。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)
Source: TEC
コメント