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中国でAIニュースキャスター2人がデビュー。リアルな外観とそれほどでもない喋りに視聴者ザワつく

中国国営ニュースメディアの新華社通信が、AIニュースキャスター2名をデビューさせました。その見た目は実在のキャスターをかなり忠実に再現したものになっています。
2名のAIキャスターのうち英語を担当するほうは「こんにちは。私は英語を話すAIアンカーです。これは新華社通信における私の初仕事です」と自己紹介をします。このキャスターは実在のニュースキャスターZhang Zhao氏をモデルにしているとのこと。ただ、ヴィジュアルは十分にリアルでありつつ、その動き、特に表情などは緊張しているのか(?)ぎこちなさが目立ち、いわゆる不気味の谷を越えるには至ってはいないように感じられます。
一方、もうひとりのAIキャスターは中国語担当。モデルはやはり実在のQiu Hao氏をモデルとしています。こちらの外見も、本物よりもバッチリ決まったソフトアイパーといい、ふっくらした輪郭といいかなりのもの。
いずれもAIを用いて唇の動きや表情、そして声を本物に近づけるよう訓練されてきたとのこと。ただ、その割にはキャスターの命とも言えるその声に、まだまだ電子合成感が残っているのは残念なところです。
このAIキャスターを見た中国版TwitterことWeiboにおけるユーザーの反応も「声も表情もギクシャクしている」「間が悪い」など、あまり好意的ではない様子。「これを見て誰が喜ぶのか?私は人間が喋っている方がいいと思う」

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