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組み合わせれば、アイデアか?

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小学校から高校までを過ごした横浜市の鉄町は佐藤春夫「田園の憂鬱」の舞台になった場所。中学時代、そのことをきっかけに「秋刀魚の歌」を知りました。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
(中略)
さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
(佐藤春夫「秋刀魚の歌」から抜粋)

しかし谷崎潤一郎の妻に寄せる思いを詠んだ、この歌。なんともなんとも、当時のぼくはまったく理解できませんでした。



ここで描かれる心象風景はさておき、脂ののった秋刀魚には大根おろしが欠かせません。そして佐藤春夫の故郷、和歌山の習慣だった「青き蜜柑」(すだち的なもの)も、いまや全国的な常識。まさに完璧な組み合わせ。これに熱燗でもあれば、もう言うことなし!です。

ところで広告界の巨人、J・W・ヤングが四半世紀前に看破したように、画期的に思えるアイデアも、結局は「既存の要素の新しい組み合わせ」以外の何ものでもありません。

和菓子職人×前衛芸術家、アスリートの知恵×工場の生産管理、海底×農業

こういった大胆な組み合わせは、常に「アイデア」を生み出す可能性に満ちています。しかし奇抜な組み合わせをしただけ

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