中国には世界中でいちばたくさんのCCTVカメラが設置されている。 1億7000万台のビデオカメラのネットワークが存在するということだ。中国の警察はGoogle Glass的なスマートメガネを装着して人混みの中から容疑者を特定している。しかもこの恐るべき監視能力がさらにレベルアップされた。新しいテクノロジーは歩き方や体格から特徴を抽出して人物を特定できる。
APの報道によれば、この歩行特徴認識(gait recognition)テクノロジーはすでに北京と上海の警察で使用されており、カメラの映像が後ろ向きだったり顔が見えなかったりしても個人を特定できるという。
開発したのは中国のAIスタートアップ、Watrix(银河水滴科技)で、同社は最近のラウンドで1億4500万ドルの資金を調達し、システムのアップグレードを図っている。 ファウンダー、CEOの黃永禎(Huang Yongzhen)は APのインタビューに対し、このシステムは50メートルの距離から個人を特定できると答えた。既存の顔認識テクノロジーと組み合わせることにより、繁華な地区における警察の監視能力は大幅にアップするものとみられる。
捜査当局が犯罪者を発見するのに役立つことは言うまでもないが、残念ながらこのテクノロジーのインパクトはそれにとどまらない。中国ではこれまでもハイテク監視テクノロジーが民衆の弾圧のような邪悪な目的で利用さ
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