冬になると賞与の税金で仕事を追われる人もいるのではないでしょうか? 賞与は普段の給与計算とは違う一面も持っているので、今回は、初心者にも分かりやすくご紹介します。
賞与から差し引かれる税金等
1.健康保険料
賞与の保険料に関しては「標準賞与額×保険料の税率」で計算することができます。税率は都道府県によって異なりますが、およそ10%前後となっています。健康保険料については、従業員と会社が折半して支払う仕組みです。また賞与額が大きくなるほど支払う金額も多くなります。さらに、40歳以上の従業員がいる場合は「介護保険料」も支払わなければなりません。そのため、従業員・会社の負担額も大きくなるのです。
2.厚生年金保険料
厚生年金保険料については「標準賞与額×18.3%」(2018年11月7日現在)で計算可能です。これは、退職後に年金をもらって生活していくために必要な仕組みとなります。これについても同じく従業員と会社が折半して払うのです。
3.雇用保険料
再就職する際に役立ってくるのが雇用保険料です。例えば、従業員が体調不良やリストラで会社を辞めた際に、仕事が見つかるまでの間、失業給付としてお金をもらうために必要な制度となります。
4.所得税
給与の場合は、社会保険料を控除した額から所得税を算出しますが、賞与については「源泉徴収税額の算出率の表」に記載されてある率によって計算します。そのため
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