安倍訪中めぐる評価は分かれるところだが、否定的に見る人でもこれだけは良かったということがある。
それは、韓国での徴用工判決でしばらく韓国との友好どころでないなかで、中国と韓国が組んで日本を攻めるという心配が少なくとも緩和されることだ。
新華社Facebookより:編集部
日本と中国と韓国・朝鮮の関係において、韓国・朝鮮が両大国のあいだを上手にとりもってくれるという期待をする人もいる。しかし、東アジアの歴史を見たらそんな期待はしないほうがよい。
だいたい、半島国家同士の対立とか国内の派閥が日中それぞれを利用しようとして、結果、日中の対立を引き起こしたことの方が多い。
新羅・百済・高句麗の対立に巻き込まれて日本は唐と白村江の戦いをするはめになったし、近代にあっては、高宗の父である大院君と閔妃が日本と清とに取っ替えひっかえつくので日清戦争が起きた。
はじめは、開明派の閔妃が日本、守旧派の大院君が清だったが、日本と組んだ閔妃を清と組んだ大院君が追い出し、しかし、余り無茶だというので、清は大院君に日本に謝罪させた。
ところが、こんどは閔妃が清と組んで大院君を天津に拉致させ、清と閔妃が組んだ。しかし、閔妃がロシアに接近したので、清と日本は大院君を復帰させた、いったん大院君は日本寄りになるが、また、清と組んで日本を追い出そうとして日清戦争が起きた。
そのあともさまざまな勢力がロシアと日本を天秤に
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