立憲君主国のスペインでこのまま君主制を望むのか、それとも共和制への移行を希望するのかという問いが再燃している。この問いを国民の前に誘っているのはスペインの極左派でポピュリズム政党ポデーモス(Podemos)である。
2014年にスペインの政界に登場したポデモスの創設者のひとりファン・カルロス・モネデロは「王様は物語の中に登場するだけで良い。そこから絶対に出てはいけないのだ」と語っているように、彼ら共和制支持者にとってスペインで国王が存在しているというのは受け入れられないことなのである。
Podemos continúa su ofensiva contra el Rey https://t.co/eh3RtiO5j1
— OKDIARIO (@okdiario) 2018年10月4日
(↑ ポデモスの党首イグレシアスがフェリペ6世に謁見した時の写真。国王に謁見するのにこの服装!)
2014〜2015年頃までは君主制の存在を疑問視する風潮は存在してはいた。しかし、それが表舞台に出ることはなかった。フランコ将軍自らが、これからのスペインは君主制を歩むべきだと決めてブルボン家の復活となってファン・カルロス1世が王位に就いたのであった。独裁者が国民に相談もなく決めた君主制に反対して共和制を望む国民はこれまでも存在している。
ところがギリシャのシリザと同じように極左派政党が登場するように
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