今年上場を果たした音楽ストリーミングの有力企業、Spotifyは今日(米国時間11/1)、 第3四半期の決算を発表した。同社は引き続き拡大を続けているものの、運用成績はアナリストの期待になんとか届く程度だった。このため株価は小幅ながら下落している。市場でのSpotifyの苦闘は続くことになった。
同社の発表によれば、7-9月期の収入は13億5200万ユーロで、アナリストの予測、13億3000万ユーロ(15.1億ドル)をかろうじて上回った。
Spotifyの売上は対前年比で31%アップしており、営業損失は600万ユーロと対前年比でほぼ半減した。利益率は25%となり、同社では「期待以上のパフォーマンス」を達成できたとしている。SpotifyのMAU(月間アクティブ・ユーザー)は1億9100万人(対前年比28%アップ)となった。Spotifyの運営の改善が続く一方、投資家が同社の赤字にいつまで耐えられるか、今後の行方が注目される。
Spotifyが黒字化を達成し、長期的な投資対象になることについての懐疑的観測が市場に流れたため、同社の株価は9月以降下落に見舞われている。
今日の決算発表はこの全体的状況を大きく変えるものではなかった。今週、株価は152ドルから139ドルまで下落し、その後さらに134ドルまで下がった。 今日の安値は134.54ドルだった。〔その後141ドルまで持ち直し
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