安田純平氏解放が議論を呼んだ。プロの国際援助専門家やフィールド研究者は、沈黙している。一緒にされたくない、関わりたくない、ということだろう。
NHKニュースより:編集部
私が代表を務める広島平和構築人材育成センター(HPC)の外務省委託研修でも、数週間のコースであれば、専門の百戦錬磨のプロの外国人インストラクターを複数名雇って、三日くらいは安全管理にあて、拘束された場合の対処も1セッション分くらいはきっちりやる。もちろん、より重要なのが、予防策であることも言うまでもない。
参照:広島平和構築人材育成センター公式サイト
世界には継続的に国際的な類似事件をフォローし、動向把握に努めている安全管理のプロがいる。しかし残念ながら、日本人では、皆無ではないか。私自身、あまり安田氏をめぐる日本での議論に関わりたい気持ちはない。
何やら真剣に安田氏を擁護する方もいらっしゃるようだが、「紛争地でジャーナリストが拘束されれば、ほかのジャーナリストが儲かります」、「現在、絶賛バッシング中の安田くんも、これで将来は安泰!」、というのが、安田氏の業界の雰囲気のようなので、なかなか事情は簡単ではない。
安田純平さんを独自ルートで「救出」しようとしたジャーナリスト・常岡浩介氏の告白(週刊SPA!11月6日号)
日本でも、公安当局であれば、安田氏の事件にも、強い関心を持っているだろう。ケース・スタディとしては、
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