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スマートフォンで実行する不妊治療テクノロジーの開発市場

人には相談しにくい婦人科系の健康対策に着目したテクノロジーを開発する事業は「Femtech(フェムテック)」と呼ばれており、その中でも不妊治療に関する潜在市場はかなり大きい。日米ともに、不妊に悩んでいる夫婦は6組に1組と言われており、女性側がリードする形で不妊治療に取り組むケースが多い。しかし、産婦人科を受診して行われる不妊治療は、心理的なプレッシャーやストレスも大きい。そこで、欧米ではセルフで行える不妊治療アプリの開発市場が伸びている。
ドイツのベルリンで2013年に創業したBioWink GmbH社が開発する「Clue」は、生理サイクルを予測できるモバイルアプリで、過去の生理日、出血量、生理痛の状況など記録していくことで、次の生理日やPMS(月経前症候群)の到来を把握することができる。基本的な機能は無料で使えるが、月額100円のアプリ内課金でプレミアム会員になると、前回までのトラッキングデータを利用したパーソナライズ分析が行われ、「妊娠しやすい日・しにくい日」を、より正確に予測通知できるようになる。このアプリは、15言語にローカライズされて世界で250万人に利用されている。
Source: 起業3

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