接点をつくる「よりそいスイッチ」
はじめまして。石原夏子と申します。
ウェブ電通報でも取り上げられたことのある「ファンマーケティング」。
今までの売り方では売れない、今までの広告では伝わらないという悩みに直面されている広告主やマーケターからは、顧客とつながり、売れ続ける手法として数年前からよく聞く言葉です。この連載ではそんなファンマーケティングについて、私のあるアーティストへのファン経験をきっかけに生まれたストラテジーを解説していきます。
「偏愛」をつくる6つのスイッチとは
コミュニケーションの世界でも、ファンと非ファンへそれぞれどうコミュニケーションを取るのか、ファンコミュニティをどうつくり、運営するのかなどの課題に取り組むことがあります。
普段そんな課題にクリエーティブやプランニングの視点で向き合っている私ですが、
ある日、気づいたのです。
もしや…私こそがファンづくりの成功事例ではないか…!と。
なぜなら私自身がとあるアーティストのファンを20年以上続けているのです。ライブに行き続け、ファンクラブからも脱落せず、CD(最近は配信)もグッズも定期的に買い続けている。友人たちがあきれるほどの、言うなれば「偏愛」の塊だからです。
冷静になって自分の歴史を分析してみると、数々の
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