KYBのオイルダンバーの不正検査については、マスメディアの報道をみているとその建築の安全に重大な影響を及ぼして危険きわまりないようにみえるが、専門家の中には「少し騒ぎすぎ」という人もいる。
KYB社の制振用オイルダンパー(会社案内より)
おそらくは、耐震性については、問題があるかないかも分かりにくい程度のものであって、「安全です」とは言えないものの個別の案件について大騒ぎすることでないようでもあるという趣旨のことを仰っている信頼性の高い専門家もおられるようだ。
すでに問題になった東洋ゴムのケースでも法的に問題はあるが、安全についてそれほど大きな問題がないケースが多かったとも聞く。
もちろん、それは、きちんと検査しなかったとか、基準に満たないものを出荷したことを容認するものではまったくないし、彼らは厳しく罰せられるべきだ。しかし、それだからといって、それが使われている建築がただちに危険なのかは別だということだ。その違いを理解せずに混同して論じる報道が多いのが困りものだ。
もし、そこの違いが分かっておれば、報道の仕方は違ったものになるはずだ。このことを、Facebookのタイムラインで書いたところ、さまざまな意見が寄せられた。
なかには、こうした問題がおきたときに、あまり心配することはないとコメントすると、記事では取り上げられないとかいうのもあった。
マスコミは専門家に、「問題の建築に
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