都民ファーストの会の「静かなるお家騒動」は、早川さんが苦言を呈するように簡単に表面化するものではない。実際、都庁クラブの報道各社の多くは無視するチキンぶりだが、しかし、都政に強いある加盟社は表向きは静観を装った上で、相当程度入念に取材しており、筆者もその影を感じている。近くこの社が報じるとみられる記事が今回の話と関連するものなのか注目している。
さて、この週末は、筆者が事前に予想したとおり、離党を検討している新人都議らへの慰留工作が活発に行われた。小池知事自ら電話をかけて引き止めているという情報もある。そういう話が出てくること自体、都ファ執行部側の焦りを示している。
都ファが亀裂を深めている要素として、内部対立に加え、外部からの「調略」ルートが存在していると以前書いた。あらためて紹介すると、
①「音喜多新党」ルート
②旧民主党ルート
③特別秘書の野田数氏とつながる自民党・山崎一輝都議ルート
の3つが挙げられていた。このうち①の「あたらしい党」については結党会見に合流する都議はいなかった。音喜多氏も以前の取材に「噂が流れていることは認識しているが、具体的な話は何もなく承知していない」とコメントしているが、こればかりはまだわからない。
そして②についてだが、旧民進党系の会派に所属する宮瀬英治氏(板橋区)がツイッターで「調略の事実はない」などと述べている。
政局的な発言はしないのですが
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