プランナー・有元沙矢香「特徴のない私がたどり着いたクリエーティブのスタイル」
広告の枠にとらわれない電通クリエーターを取り上げるインタビュー連載。第3回は、テレビCMだけでなく、ミュージックビデオ(MV)などのコンテンツ制作も手掛けるプランナー、有元沙矢香氏(第1CRプランニング局)に話を聞いた。
「自分の中だけで答えを探さない」のが仕事のスタンス
──現在の部署に来たきっかけや、主に担当している仕事について教えてください。
ずっとテレビが大好きで、CMをつくる仕事を担当することが多かったのですが、10年目を過ぎて新しいことにも挑戦したいと思っていたタイミングで異動も経験し、新規事業やサービスを考える機会も増えてきました。
そこで新しいつながりが生まれたり、キャリアを重ねる中でさまざまな部署で活躍している同期からも仕事の話が来るようになりました。そんな中で、アーティストのミュージックビデオ(以下MV)といったコンテンツ寄りの仕事にも出合いました。
──広告をつくる仕事と、MVなどのコンテンツをつくる仕事では、取り組む姿勢に違いはありますか?
私の中ではあまり変わらないかもしれません。コンテンツの中身を考える順序って、CMを考えるときと結構近いかなと思います。商品が「モノ」ではなく、MVなら「音楽」や「歌詞」「アーティスト」になるので、それをどうやって伝えて好きになってもらうかを考えます。
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