シエラレオネが中国からの融資で新空港を建設する計画をキャンセルした。このニュースが、日本で少しでもシエラレオネを語る理由になりうるのであれば、とても嬉しい。
「一帯一路」構想が暗礁に?アフリカ最貧国が中国の融資を拒否(アゴラ)
私自身はシエラレオネには数えきれないくらい行っているのだが、日本大使館もなく、日本での知名度はゼロに等しいだろう。学生相手に話題にする際には、「『ブラッド・ダイアモンド』って映画あったでしょ、ほらレオナルドディカプリオが出ていた…」、という話題の切り口だけはある。しかし、話が続くことはない。しかもこの切り口も、あと何年もつのか。私ですら、日本人向けの文章でシエラレオネを話題にすることは少ない。
それでもなぜ何度も行くのかと言えば、重要だからである。国連の公式サイトにでも行ってほしい。国連の平和活動は紛争社会を平和な社会に変えた!と主張する際に、真っ先に証左として例示するのが、シエラレオネであることがわかる。
今年の大統領選挙で、中国寄りとされたコロマ前政権に代わり、ビオ新政権ができた。そこで中国へのスタンスにも見直しが入った。
中国からの投資をキャンセルしたビオ大統領(国連サイト:編集部)
私自身は、シエラレオネ大学の平和紛争学部と共同研究をしたり、学生もこれまで10人近く受け入れたりしてきている(私は大学院授業を全て英語でやっているので)。ビオ
コメント