きのう(12日)の小池都知事の定例記者会見は、前回予想した通り……いや、予想したよりはるかに面白みに欠けた。
10月12日の定例会見(都知事公式Facebookより)
記者会見の模様は動画とともに、文字起こしも金曜夜には速報で都庁サイトにアップされる。会見では知事側が直近の発表事項について説明し、今週は豊洲市場開場や安倍首相との面会などがあげられた。記者たちの腕の見せ所はそのあとの質疑応答だ。事前の取材と突き合わせてみての矛盾を追及する。発表していないこと、とくに行政マターに付随する政治的な話題を振ってみることで、ニュース価値の高いコメントを引き出せるかどうか。「失言」はその中で飛び出ることもある。知事と記者の真剣勝負の場のはずだ。
就任数ヶ月後の会見で、報道側から、五輪開場問題が「大山鳴動してねずみ一匹」と言われた際に、「ネズミどころか大きな黒い頭のネズミがいっぱいいることが分かった」と当意即妙に答えのは、まさにその質疑応答でのことだった。あきらかに政敵を揶揄する発言だが、とそのわかりやすさがメディア受けした。
ところが、議会でこの発言が追及されるなど都庁・都議会の中ではプチ炎上もした。以後は、知事側の警戒が強くなったか、いつしか記者クラブ幹事社等の無難な質問以外は、気心の知れた記者しか指名しないと悪評も立つようになった。実際、フリーランスの枠で参加してい
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都庁のヘタレ番記者が報じない、都民ファースト4つのステルス派閥
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