怒って当然
「いったい何を考えているのか」
ポンペオ国務長官は康京和(カン・ギョンファ)外交部長官に激怒し、こう詰問したという。先月、文在寅大統領が訪朝した際、南北軍事合意書を締結した。この合意は非武装地帯(DMZ)の飛行禁止区域の拡大や監視所撤収、海上の軍事境界線付近の軍事訓練や艦艇の出入りを禁止するという内容のものだ。
ポンペオ米国務長官と康京和韓国外相(ツイッター、Wikipediaより:編集部)
これは韓国の事実上の武装解除であり、アメリカは偵察機飛行を制限され、北朝鮮を監視する手段を失う。ポンペオ長官が「何を考えているのか」と叱るのは当然だろう。
韓国外交部は「アメリカとは緊密に協議してきた、ポンペオ長官が激怒したという事実はない」とコメントした。しかし、韓国外交部の内部事情に詳しい消息筋は「アメリカとの事前の協議は充分ではなく、ポンペオ長官に内容は伝わっていなかった」と明かしている。
韓国に「軍事主権がない」は本当か?
韓国には、朝鮮戦争以来、今日まで続く「戦時作戦統制権」というものがある。この規定により、朝鮮有事の際、韓国軍はアメリカ軍司令官の指揮下に入らなければならない。つまり、韓国大統領や韓国軍司令官は有事の際、軍の指揮権を失う。
アメリカはこの統制権によって、軍事決定権を持ち、同時に在韓米軍や韓国軍を守る義務を担っている。文大統領が勝手に、南北軍事合意書を締結
スポンサーリンク
トランプとポンペオ、韓国外相を叱る
最近の投稿
- 日本人は香りに敏感?それとも鈍感?
- コーポレート機能のさらなる高度化には「右脳人材」の活用がカギ
- セキュリティ対策における「自社」の範囲はどこまでか? 業務委託先からの情報流出リスクへの備え
- 何があった? 年収900万円「仕事をした方が負け」と語る男性 全員が“静かな退職”実践中の職場
- 意外と知らないGoogleの「もうけの仕組み」を解説 トヨタの5倍、NTTの25倍!桁違いの費用とは? | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
- 財務長官指名のベッセント氏、「世界経済再編」に一役買う意向 – WSJ PickUp
- 中国鉄鋼への反発、トランプ貿易摩擦の前触れ – WSJ PickUp
- サウナで人脈づくり 米国の社交場の新潮流 – WSJ PickUp
- 米アマゾン、AI新興企業アンソロピック(生成AI Claude開発元)に6200億円(昨年6200億円出資)を追加出資
- “極度のエクセル依存”の職場に困惑する男性 「業務管理システムを使いこなせず、ほとんどがエクセル」
コメント