変なタイトルだ。皆さんには謝りたい。分かっている。「ブロックチェーン」と耳にすると、皆さんはすぐに「胡散臭い成金手法」だとか「魔法のイカサマインターネットマネーのバブル」だとか、「はた迷惑な自由至上主義者」だと思うことだろう。そしてブロックチェーン信奉者の1人が、なぜそれが重要なのか、なぜ新しい財閥を形成すること以上に世界を変えるのかを説明しようとしても、「いやいや、単にデータベースを使えば良いだけじゃ?」と考えることだろう。無理もない。
そう考えても間違いではない。少なくとも先進諸国では、既に銀行やクレジットカードによって扱われているものの中で、Bitcoinの方がよりよく安全に処理されるというものは多くはない。その他の大部分の暗号通貨は、(基本的に世界カジノの賭博行為に使われるものや、真に秘密で匿名こと以外はBitcoin同様であるものを除けば)基本的に規制を受けない世界的な株式市場の中の、ペニー株(投機性の高い安価で不安定な株)に過ぎないのだ。それらは技術的には素晴らしいものだが、全体概念の一般的な運用に対して、より高い信頼性を提供するものではない。
Ethereumはもっと興味深い。その「世界コンピューター」概念は受け容れるのに苦労するような代物だ。それは世界中に分散する何千ものノードに分散する許可不要の仮想マシン上で、コードを実行しデータを保存するという概念である。だが前
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