都議会第1党、都民ファーストの会から、複数の新人都議が離党を検討していることが7日、わかった。離党となれば、昨年10月の衆院選直前に新会派を結成した音喜多駿、上田令子両氏に続く動きとなるが、この連休中に党内外から慰留・離党を含めて猛烈な働きかけがなされているとみられ、実際に離党に動くかは五分五分の情勢だ。
都民ファーストの会で亀裂(左回りで小池氏、荒木氏、斉藤氏、森澤氏=都議会サイト等より編集部引用)
しかし、複数の新人都議が、党の方針を公然と批判するブログを相次いで投稿して波紋を広げたことで事態は緊迫している。また、所属都議の総会が紛糾していたことも判明した。9月末の沖縄県知事選、品川区長選では小池百合子氏が応援していた候補がともに破れて、求心力低下を裏付けたが、仮に今回の集団離党がなかったとしても、都民ファーストの会が分裂含みの不安定要素を抱えるのは間違いない。
ブログで続々と「造反」
森澤氏:公式サイトより
複数の都政関係者によると、亀裂が深まったきっかけは、品川区長選挙(9月30日投開票)で、同会が容認・推進する立場だった「羽田新ルート撤回」を公約に掲げる候補を推薦したことだ。また、同候補の支援で足並みを揃えた国政野党の中に、共産党がいたことも波紋を広げたとみられる。
党の明らかな「矛盾」する姿勢について、所属都議で、地元品川区選出の森澤恭子氏は「公約矛盾ののち何が残るのか
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