「ゲーム依存症」、あるいは「ゲーム障害」とは、日常生活が破綻するほど、持続的、反復的にゲームにのめり込んでしまうことを指す。今年6月18日、WHO(世界保健機構)は、この「ゲーム依存症」を精神疾患として正式に認定した。今世紀に入ってから、人間の生活を劇的に便利にしたスマホ——その中に潜んでいた悪魔に一人息子を虜にされてしまったライターが、あまりにこの疾患にたいして無防備な日本社会に警鐘を鳴らすため、現在進行形で続く「ゲーム依存症」との戦いをレポートする。大学合格を機にスマホを与えた途端、ゲームにはまりこんでしまった息子。合格祝い、小遣いのすべてをゲーム課金につぎ込み、まるで人が変わったように高圧的に金をせぶるようになる。そして、ついに親に向かって暴力をふるった……。
Source: 現代ビジネス
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