ファストファッション「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは9月19日、Google傘下のGoogle Cloudとの協業を強化すると発表した。
2017年3月に開始した「有明プロジェクト」の一環で、情報製造小売業の実現に向け、全社的なデジタル活用を推進する。
ファーストリテイリングは、情報製造小売業へと変革することを掲げた「有明プロジェクト」を進めている。顧客と店舗、本部、生産拠点、物流拠点などをITでつなぐことで、顧客を深く理解し、顧客が求めている商品だけを作り、最適な形で届ける仕組みをめざしている。
Google Cloudとの協業はすでに進んでおり、世界最先端の機械学習や画像認識技術を使った、商品のトレンドや需要の予測などに取り組んでいるという。
また、顧客の声や行動の情報、外部情報、実績データといった各種データを活用し、顧客が求めている商品だけを作る仕組みの構築も共同で進めている。
情報製造小売業に向けたビジネスイメージ(ファーストリテイリングの発表資料をキャプチャ)
ファーストリテイリングは社内コミュニケーションツールとして「G Suite」を導入。店舗と本部、生産・物流拠点の全社員が同じ情報をもとに、連動して働ける環境作りに取り組む。
今後、Google Cloudとの取り組みを含め、Googleとのグローバルな協業を強化するとしている。
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