起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
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経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第36回・海外で親しまれる日本食
いきなりですが、クイズです!
1つ3万円するゴミ箱が売れているそうです。買っていくお客さんの大半は法人で、購入する理由のほとんどが「年間で8万円もコスト削減ができるから」ということだそうです。さて、このゴミ箱にはいったいどのような特徴があるのでしょうか?
ヒントは、購入するのが「法人」だというところです。法人×ゴミという図式から見えてくるものは何でしょうか?
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
ゴミ箱の価格について特に詳しいわけではありませんが、3万円もするゴミ箱を、普通の人はなかなか買わないのではないでしょうか。選択肢がたくさんありますし、そこまでお金を出さなくても十分にいいものが買えるはずだからです。
しかし、特別な機能が搭載されていたり、それがあることで何かが格段に便利になったりする場合は例外かもしれません。
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