日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)は9月8~12日、福岡の北九州芸術劇場 大ホールで、「北九州2018ワールドパラパワーリフティングアジア‐オセアニアオープン選手権大会」(共催=日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会、北九州市)を開催した。
パラ・パワーリフティングは、1964年の東京パラリンピックから正式種目(当時の競技名はウェイトリフティング)として採用された。下肢に障がいのある選手を対象としたベンチプレス競技で、あおむけの姿勢でバーベルを胸の位置まで下ろしたあと一気に持ち上げ、その重量を競う。試技に要する時間はわずか数秒と短いが、その一瞬に爆発的な力が発揮されるドラマ性、そしてBGMや実況を用いたエンターテインメント的演出で人気が高まりつつある。
クラス分けは性別と体重のみで、障がいによる区分はなく、同条件下での健常者の記録を上回る世界記録が複数存在する。
同大会は日本で初めて開催される国際大会であり、アジア・オセアニア地域の選手にとっては、2020年東京パラリンピック出場のためには参加必須の大会のため、世界33カ国200人以上の選手が集まった。
アテネと北京で金メダル、リオで銅メダルを獲得した台湾のリン・ツーフイ選手
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