参考文献、引用部分が不明
論客のブロガー、八幡和郎氏(元通産官僚)が人気絶頂のジャーナリスト、池上彰氏を厳しく批判しています。池上氏は多くのテレビでジャーナリズム番組を持ち、一方でおびただしい数の著書も出版しています。パクリに当たることもしているのではないかとの批判が聞かれます。NHK出身で経験豊富だとしても、なぜこんな超人的な活躍ができるのだろうかと、疑問を持っていた人は多いでしょう。
池上氏(Wikipedia)と八幡氏(FB)=編集部
池上氏の著書についていえば、参考にしたであろう文献、論文をほとんど明示していないのを、私はずっと不思議に思ってきました。どこまでが自力の取材、研究の成果で、どの部分が第三者から学んだのかの境界線が分からないことがあまりにも多いのです。
私は「池上彰の自慢の新書ー大世界史の難点」(15年11月9日)、「池上さん、本の書きすぎが心配」(15年3月18日)のタイトルで、著作権法の引用規定を守っているのかどうかという観点からブログを書きました。第三者の研究成果を取り入れているとすれば、それを明示しないのは、フェアでないという問題意識です。
池上氏の意見ということに
著作物の問題に言及する前に、八幡氏がフェースブックに投稿したテレビ番組の問題を先にいたします。あるテーマで「池上さんの番組から取材(電話?)を受けた。さんざん時間を取らされた後、最後に池上の
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