「これまでクックパッドではレシピを提供することで献立の意思決定の支援をしてきたが、レシピを見つけた先にある“物理的な料理”の部分は十分に支援できていなかった。その物理的な料理が抱える課題を、ハードウェアとレシピを組み合わせて解決していく」――クックパッドの金子晃久氏は、同社が実現しようとしているスマートキッチンの構想についてそう話す。
以前TechCrunchでも紹介したように、クックパッドでは5月に“人と機器とレシピ”をつなぐサービス「OiCy」を発表した。これはクックパッドに投稿されたレシピを機器が読み取れる形式(MRR: Machine Readable Recipe)に変換してキッチン家電に提供することで、レシピに合わせて機器を自動で制御できるというもの。将来的には「人と機器が協調する」ことで、手料理をもっと楽しくしようという試みだ。
この取り組みを担っているのが、2018年の初めにクックパッドで発足したスマートキッチングループ。今回は同グループでグループ長を務める金子氏に、クックパッドのスマートキッチン構想の背景から、今後の展望について聞いた。
スマートキッチンでは人と機器が協調する
クックパッドのスマートキッチン構想の世界観を掴むには、同社が公開しているレシピ連動調味料サーバー「OiCy Taste」の動画を見るのが手っ
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