9月10日発売号の雑誌『VOICE』に松川るい参議院議員との対談記事を掲載していただいた。外交通の実力派の若手国会議員で、メディアにも頻繁に登場している松川議員の方との対談の機会で、私としては非常に光栄であった。
記事の一部がウェブに掲載されているが、事前の予定では北朝鮮問題にも焦点をあてていくはずだったが、大きな外交視座の話をしているうちに盛り上がってしまった。さらに雑誌記事のほうでは、憲法改正の問題などにもふれている。
このブログでも何度か、改憲の本丸は、軍隊としての自衛隊の合憲性の確立であるだろうことを書いた。松川議員にも賛同していただけたことは、大変に心強い経験であった。
陸自公式Facebookより:編集部
現在の議論における改憲案の狙いは、私の理解では、憲法解釈の確立にある。冷戦時代から引きずってきたイデオロギー対立は、憲法解釈の歴史に不毛な負の遺産を作り出した。特に冷戦時代後期に進展してしまった談合政治型の発想によって、個別的自衛権は合憲だが集団的自衛権は違憲だ、といった類の憲法の条文からは読み取れない憲法解釈が流通してしまった(拙著『集団的自衛権の思想史』参照)。
憲法解釈の錯綜、あるいは複雑性は、国政の運営に巨大な無駄を生んでいる。巨額の財政赤字を抱えながら人口減少社会に突入した日本には、曖昧な憲法解釈がもたらす無駄を楽しんでいる余裕はない。憲法解釈の確定が必要で
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軍隊としての自衛隊の合憲性
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