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安芸市はたやま夢楽(むら)の土佐ジロー

経済ニュース
四国に住んでいる間に、どうしても、もう一度食べたかったものがある。
高知県安芸市はたやま夢楽の土佐ジロー。
はたやま夢楽ホームページより:編集部
安芸市中心部から、狭い山道を縫うように車で走ること40分。かつて800人以上いた集落は、今や40人。60歳以下の女性はひとりだけだ。そこに、高知、四国はもとより、全国から土佐ジローを求めてやってくる。
「山からは降りない。結構すごい人たちが、都会からこの山奥へ飛行機代を払ってやって来てくれる!痛快だよ。」と、主人の小松さんが語りながら、土佐ジローを焼いてくれた。
ふつうの鳥は45日程度で出荷するが、はたやま夢楽の土佐ジローは150日程度かける。そのため、白子(精巣)も大きく成長する。適度に運動しながら育つので油が違う。七輪で焼いても煙がほとんど出てこない。
〆は土佐ジローの親子丼。最後まで歯ごたえが楽しい。
わざわざ山を登る人とは、どこか価値観を共有していて、他の客とも話が弾む。不便だからこそ豊かさと静かさを感じた夜だった。
はたやま夢楽ホームページ
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<井上貴至 プロフィール>
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年9月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至

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