個人事業主は、毎年確定申告を行い、税金を納めます。支払う税金は基本的に、所得税、住民税、および個人事業税の3種類です。
また、開業から2年以上経過し、課税売上が1,000万円を超える場合、消費税を納付する必要があります。
税金は、収入額に直接課税されるものではありません。税額を計算する際、一定金額を控除することができます。
今回は、個人事業主が確定申告で控除できる税金についてご紹介いたします。
税金の控除とは
税金の控除といっても、直接、税金が還付されるわけではありません。
例えば、所得税ならば、売上から経費を引いて出た事業所得から、一定金額を控除することにより、課税所得を算出します。
所得税額は、この課税所得に税率を乗じ計算するのです。
税金の控除とは、一般的に、課税所得を一定金額控除することで、課税所得を減額することで納める税金の額を少なくできます。
税金は、課税の公平性を保つため、能力に応じて負担する仕組みとなっています。
納税者のさまざまな事情を鑑み、収入に対して税負担が過大にならないよう、税金の控除を行っています。
控除できる税金一覧
所得税や住民税の所得割を計算する際の所得控除は次の通りです。
・基礎控除
納税者は一律、38万円控除することができます。
・配偶者控除
配偶者の所得が38万円以下の場合、配偶者控除が受けられます。
配偶者の年齢が70歳未満の場合、配偶者控
コメント