サンフランシスコからパロ・アルトへUSオフィスの移転を行ったメルカリ。移転前である4月下旬に実施したインタビューをお届けする。
記事前半ではオフィスの設備や運用でどのように日米スタッフの交流を行い、文化醸成を実現しているかをお届けした。後半では移転の目的や今後のビジネスについて、新しいオフィスの様子とともにお送りしたい。
新しいオフィスへの移転目的とは
前半で、メルカリがいかに組織へカルチャーの浸透を大切にしているかをお伝えしたが、それでも国ごとの文化的背景の違いによって困惑することもあるという。「例えば3つのバリューの一つである『Be Professional』について言うと、『そんなの当たり前でしょ』というのが米国の根本的な考え方で、当たり前のことをわざわざなぜ?と感じる人が多い」とメルカリ共同創業者であり、USオフィスで米国での展開を手がける石塚氏は話す。
このような経験がグローバルで仕事をする醍醐味といえば聞こえはいいが、苦労の一つであるのも間違いない。しかしそれでも「最終的には現地スタッフのみで運営していくのが理想」と熱意を見せる。今回の移転もまさにそれを加速させるのが目的だろう。
パロ・アルトに位置するメルカリの新USオフィス。写真提供:株式会社メルカリ
4月下旬時点移転前のサンフランシスコオフィスでは、エンジニア・デザイナー・プロダクト・マーケティング・PR・コン
コメント