ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

「利ざや収入が減少して銀行経営が苦しい」と言うけれど…

経済ニュース
「本業のもうけを示す利ざや収入が減少して銀行経営が苦しい」
このような新聞等の見出しを頻繁に目にする。
貸出金利と預金金利の差が「利ざや」だと考えると、この意味が私には納得できない。
というのは、かつて長信銀三行は、長期プライムレートから0.9%を差し引いた金利で5年物利付債を発行していた。
ものすごく単純に考えると、利ざやは0.9%だ。
ところが、銀行経営がとても苦しくなった2016年上期の「貸出金利回り」は1.12%であるのに対し「預金債権利回り」は0.03%で、差し引きすると1.09%になる。
長信銀が利付債を発行して長期プライムレートで貸した場合の「利ざや」0.9%よりも高いのだ。
同じ2016年上期の銀行の「貸出金利回り」から「預金債権利回り」を差し引いたものから「経費率」を差し引くと、「預貸金利ざや」は0.24%とグンと落ち込む。
さらに、資金調達全般と資金運用全般の差額である「総資金利ざや」に至っては0.13%となって、カツカツの状態であることがわかる。
つまり、貸出金利と預金金利が上昇しただけでは、銀行収益は改善しないのではないかという疑問が起こる。
かつての長信銀三行が0.9%の「利ざや」でこの世の春を謳歌していたのに対し、今の銀行が置かれた環境は、貸出金と預金等の「利ざや」が1%以上あっても苦しいのだ。
もちろん、当時の長信銀には利付債より2%くらい金利の低い

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました