あらゆるメッセージが暗号化されるコラボレーションアプリWickr(製品説明)が、スマートVPNツールのPsiphonとパートナーを結んだ。WickrはPsiphonの技術を利用して、どこから送られる通信パケットでも確実に目的地に届くようにする。自宅からでも、粗悪なWi-Fiのカフェでも、あるいは中国の粗悪なWi-Fiのカフェからでも。
そのねらいは、ユーザーがいちいち自分で自分の接続を監査して、自分のアプリケーションが正しく動いていることを確認しなくても、よいようにすることだ。セキュリティの貧弱なアクセスポイントを使ったりすると、それは本人の安全の問題にもなる。また、特定のポートやアプリが使えないなど、接続性の問題もあり、あるいは、その国で禁じられているサービスからデータをリクエストするなど、検閲の問題もある。
Wickrはすでに、すべてのトラフィックを暗号化しているので、その点では心配ないが、しかし今使っている接続がビデオ通話や特定のトラフィックパターンをブロックしていたら、暗号化は何の助けにもならない。
しかしPsiphonの仕事は、意図的、ないし事故的なブロックを、迂回することだ。そのためにネットワークを分析するツールを使い、応急的な方法を見つける。それは、トラフィックを匿名化することであったり、ブロックされてないサーバーにぶつけて跳ね返りさせたり、自動的なポートフォワーディ
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