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デビュー70周年公演も大成功。現役最高齢のタップダンサー 雇われない生き方:VOL.205

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中野章三さん(81歳)
中野ブラザーズ/東京都世田谷区
1937年生まれ。兄の啓介さんと「中野ブラザーズ」として活動、日本タップ界の第一人者に。
啓介さんの急逝後も現役続行。17年にはデビュー70周年記念公演も。
近年は後進の指導や一般社団法人中野ブラザーズタップダンス連盟とともに「座タップダンス健康法」の普及に努める。
VOL.205デビュー70周年公演も大成功。現役最高齢のタップダンサー
習うだけ、まねるだけじゃダメ。
自分のステップを作らなきゃ

衆芸能の家に生まれて、3歳で初舞台を踏みました。10歳の時に兄貴と2人、フレッド・アステアの映画を見たら「もう1回、もう1回」でとうとう6回も見ちゃった。帰り道にはもうステップを踏んでました。僕、ものを見て覚えて、自分で作るという才能はあるみたいです。今も生徒にいうんですよ。習うだけ、教わるだけじゃだめ。そのあと、自分の踊りを作らなくちゃ身にならないって。いい、悪いは別にしてね。
その兄貴と「中野ブラザーズ」を名乗って上京してから、もう70年。なんでこんなに長く踊ってるのって、これはもう仕方ないんですよ。僕にとって踊ることは生きること。踊らなくていいといわれたら、1日たりとも生きていられません。スタジオ経営がうまくいかなくて40代で借金を抱えたこともありますけど、踊ってるうちになくなりましたねぇ。何もしてなくても

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