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コピーライター・渡邊千佳「愛しいと思う気持ちがアイデアの源」

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 広告の枠にとらわれない電通クリエーターを取り上げるインタビュー連載。
第2回は、コピーライターの枠を超え、日々新たなアイデアを生み出し続ける渡邊千佳氏(第2CRプランニング局)に話を聞いた。

愛しいと思う気持ちこそが原動力



──現在、主に取り組まれている仕事について教えてください。

最近は、コピーライティングだけでなく、プロジェクト全体の方向性を考えるブレストの段階から関わっている案件がいくつかあります。

私に期待されている役割は、商品やサービスに対する「光の当て方の提案」だと思っています。例えば、ある商品をこの方向性で売り出そうというときに「もっと違った光の当て方の方が世の中的に話題になるのでは?」と、競合や時代を踏まえて、異なる方向性で売り出せる可能性を探っていくのが、コピーライターの仕事だと思って取り組んでいます。

私の場合は直感と経験、あとは自分の好きなことをベースに戦略や方向性を考えています。チームとはいえ複数案件を最後まで背負うってなかなか大変なので、好きじゃないと頑張れないというのもあります。

でも、もちろん「ただ私が好きだから!」だけでは納得してもらえません。私が直感で好きだと感じる方向性に成功の確信があるときは、比較検討できるような客観的な事例を持ち出して、関係者全員に理解を求めるようにしています。


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