自民党の杉田水脈衆院議員が月刊「新潮45」に寄稿し、「『LGBT』支援の度が過ぎる」の中で「性的少数派(LGBT)は非生産的だ」、「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるか」と指摘したことが報じられると、性的少数派ばかりか、マスコミや政治家も巻き込み、寄稿者への批判の声が飛び出しているという。
▲フォルクス庭園の池で遊ぶ鴨の親子(2018年7月27日、ウィ―ンで撮影、ブログ「ウイーンからカミちゃんのつぶやき」から)
当方の感想は、「杉田議員の言いたい内容は多分正しいが、問題があるとすれば、『非生産性』という不適切な言葉を使用したことだ」という点に集約できる。人間の出産は工場の生産活動ではない。子供の出産を生産性問題と誤解されるような表現を恣意的に使用したことだ。ひょっとしたら、雑誌関係者がインパクトのあるタイトルが必要と考えた末、「非生産性」という表現が飛び出してきたのかもしれないないが、性的少数派を不快にさせたのは当然だろう。
同性カップルは子供を産むことができない。極めてシンプルな問題だが、杉田議員を批判する人々は「非生産性」という表現から性的少数派への蔑視を感じ取り、「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか」という政治家・杉田議員の主張に至っては、議員の傲慢さを感じ、もはや冷静に議論できなくなったのだろう。杉田議員のケースは、
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