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岸田氏の立候補中止が正しい判断である理由

経済ニュース
NHKニュースより:編集部
自民党総裁選挙に岸田文雄政調会長が出馬しないことになった。野党支持層から意気地なしとか、 『蛮勇の士になれない自民党内「紳士」の限界』とかいう批判が出ているが、それは、自民党の混乱を願う立場から残念だったというだけのことで、いじましい評論だ。
だいたい、野党は安倍政権に正々堂々と政策で勝負を挑むべきで、自民党内の権力抗争を期待したり、モリカケのような些細なスキャンダルを針小棒大に騒ぎ立てて自民党内での政権たらいまわしを期待するのは邪道で情けない限りだ。そんなことやってる限り、政権奪還など夢のまた夢だ。
今回、岸田氏が出馬を断念したのは、まことに自然なことだ。つねづね、いっているように、平均以上のトップリーダーの在任期間は、8年から10年といったところがむしろ標準で、それでこそ外交的にも好ましい仕事ができる。
その意味で、世界のトップリーダーとして絶好調で、経済も順調、陛下の交代やG20を控え、支持率も低下してもすぐ元に戻っている状況で、交代するのはそもそも常識的でない。
岸田氏が出馬するとしたら、石破茂氏が善戦して一般党員投票で前回並みにトップに立ち、際どい勝負となった場合に、あるいは今後、安倍首相が退陣に追い込まれたような場合に、次は石破氏という相場ができていてしまうことを阻止して、ナンバーツーの地位を確立する、少なくとも石破氏と争うという目的以外にあ

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