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クロアチアが誇る「ネクタイの話」

経済ニュース
第21回サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会は15日、フランスとクロアチアの間で決勝戦が行われた。32カ国からチームが参加し、64試合の熱戦を繰り広げてきたW杯ロシア大会は多くのドラマを生み出し、閉幕した。このコラムが読者の目に届く頃には優勝チームは決まっている。
▲ネクタイを生み出したクロアチアの「国旗」(ウィキぺディアから)
試合前、どちらを応援しているのか、と聞かれて答えるのは厄介だった。フランスの友人を失いたくないから、「クロアチアを応援している」とは答えられない。一方、ブックメーカーの大方の予想のように、「フランスが有利ですね」とは答えにくい。強靭で暴れん坊なクロアチア人の性格を思い出すと、「クロアチア人を敵としない方が無難だな」といった官僚的な計算が働く、といった具合だった。
正直言えば、当方はクロアチアが優勝すればいいと考えていた。なぜ?。当方が住んでいるオーストリアに地理的にも近いうえ、周辺にクロアチア人が多いこともあるが、それ以上に、バルカン出身者の活き活きとした生活スタイルが好きだからだ。
以下、W杯の決勝戦の結果とは別に、クロアチア人が誇る「ネクタイの話」を紹介したい。猛暑と大雨に襲われた日本人からは、「この時にネクタイの話とは」と言われるもしれない。タイミングが悪いことは知っている。ネクタイを着けている男性がいたら、それを外して「ネクタイの話」を聞いて

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