ひと月程前、「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」に「【寄稿】短期志向は経済に有害=バフェット氏とダイモン氏」と題された記事がありました。その中で両氏は、「われわれの経験では、四半期の利益見通しは長期的な戦略、成長、持続可能性を犠牲にし、短期的な利益に不健全に注力させることになる」とか「企業は四半期の利益見通しを達成するため、技術投資や雇用、研究開発を頻繁に抑制している」、あるいは「短期志向の資本市場は長期的な視点を持つ企業の上場を阻害し、経済からイノベーション(技術革新)や可能性を奪っている」等々の指摘を行われています。
此の「公開企業は四半期の利益見通しを廃止すべき」との見解に対し、公認会計士の武田雄治という方は御自身のブログで、「四半期ごとの業績見通しの開示のみならず、四半期決算の開示自体をやめてはどうかと思っています。全上場企業が半期報告書制度に戻し、四半期レビューを中間監査に戻すべきだと考えます」と述べられていましたが、私も全くそれで良いと思っています。現況は、決算発表が終わったと思ったらまた直ぐに決算といったことで、四半期決算に振り回されるが如き弊害が生じています。会社経営はそれ程短期に動かないわけですから、半年に1回で十分だと思います。
上場企業の四半期開示が、例えば株主に対する適切なガイダンスになるのでしょうか。今「タイムリー・ディスクロージャー」で何か起こった
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四半期決算は廃止すべきか
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