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「7つのテーマ、7年後の予言」を考える~6.外食

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ニッポンの「食」の行方を、電通「食生活ラボ」のメンバーであれこれ考えてみました。例えば今から7年後の2025年には、この国の「食のシーン」は、どんな様相を見せているでしょうか? 掲げたテーマは7つ。それぞれの分野で知見を積む「食生活ラボ」メンバーが考えた、近未来の予想図です。

「エンタメ化」と「AI化」、そしてシェフはイノベーターに

2025年の外食は「エンタメ化」と「AI化」が進んでいると思います。まずエンタメ化ですが、これはすでに始まっている事象です。外食は、ハレの日に食べる外食と、日常食を簡単に済ます外食の2種類に分かれますが、エンタメ化は“ハレの日”のもの。

SNSにより、今の食はおいしさと共に、つい写真や動画に撮ってシェアしたくなる「体験」が重要です。グルメイベントが流行しているのは、青空の下でビール片手に料理を楽しんでいる「体験」を共有したい、という傾向の象徴です。そういったエンタメ化は今後さらに加速するでしょう。

次にAI化ですが、未来ではSNSのビッグデータをAIが分析して、流行のメニューをタイムラグなく、瞬時にアウトプットする外食産業が増えるでしょう。


イラスト:大嶌美緒(電通「食生活ラボ」)


さらに、大衆チェーン店の調理現場は、ロボットでオートメーション化されると思います。深刻な人手

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