(大会公式Facebookより:編集部)
第21回サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会は7日でベスト4が揃い、いよいよゴールが見えてきた。少し時間があるので、W杯にみた「政治とサッカー」の接触についてまとめてみた。
独週刊誌シュピーゲル(6月30日号)でW杯に参加したスペインのナショナルチームの内情が紹介されていた。スペインはロシア大会でグループ戦は突破したが、ベスト16戦でホスト国ロシアに敗戦して早々と敗退した。
スペインの戦歴は輝かしい。W杯覇者であり、欧州選手権の優勝国にもなったサッカー王国だが、ロシア大会ではその勢いは全く感じられなかった。黄金時代を築いたチームの世代交代が上手くいかなかったのか、大会直前の監督交代劇がチームの結束を崩してしまったのだろうか、と考えていた。だが、スペインの敗退の主因はどうやら別のところにあるというのだ。以下、シュピーゲル誌の記事を参考に説明する。
スペインで昨年9月、カタルーニャ州議会がスペイン中央政府から独立の是非を問う住民投票を実施したが、それ以来、カタルーニャ州独立運動が再び活発化していた。スペイン中央政府は同州の独立を拒否、独立派を分離主義者、テロリストとして糾弾。独立派指導者が国外に亡命したことはまだ記憶に新しい。
カタルーニャ州独立運動は今始まったものではなく、スペインが1479年に統一国を建設して以来、今日まで続いている。
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W杯に見た「政治とサッカー」の接触
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