社会の変え方を変える
2011年から武蔵野美術大学で「キャリア設計基礎」という1、2年生向けのキャリア教育科目を担当している。お陰様で、毎年、多数の学生が受講しており、今年は久々に前期だけで312名が受講。昨日が前期最後の講義だった。受講生が昨日の私の姿をイラストに描いてくれた。そう、昨日は疲れていたのでメガネで。髪も伸び放題な上、癖毛で、このシーズンは暴れるので帽子をかぶっていた。春のバーゲンで買ったものだった。家族には酷評されたけど、学生たちには好評だった。魔法使いみたいだ、と。
魔法使い、か。誰でも幼い頃に、一度は憧れたのではないか。
とはいえ、現実には魔法使いはいない(と考えられている)。魔法のような解決策はない。何かの解決策には副作用が伴う。
盟友おおたとしまささんのこのエントリーが秀逸だった(おおたさんには、ムサビの講義にゲストできてもらったな)。
「働き方改革」を仕切り直そう! なぜ「働かせ方改革」になってしまったのか(おおたとしまさ) – Y!ニュース
「働き方改革」という名の「働かせ方改革」の迷走劇を振り返る上で極めて秀逸なエントリーなので、ぜひそのテーマで読んでもらいたいのだが、最後に登場する「これからは、社会の変え方を変えなければいけない」というメッセージが、これがまた極めて秀逸だ。「働き方改革」における様々な利害による議論や目的、手段の「すり替え」が行われてしまった
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