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天下の事、万変と雖も吾が之に応ずる所以は喜怒哀楽の四者を出でず

LINEの元社長で現在C Channelトップの森川亮さんは、「駄目になってしまった会社の人と話をすると、駄目になってしまった理由として、経営者が情に流されてしまったというのが多い」と言われています。ですから森川さん御自身は、「とにかく情に流されずに正しい意思決定をしなければいけないと考えていた」ようで、「深く人を観察して組織を知った上で、冷静な判断をするということを心がけるようになった」とのことです。
王陽明が弟子に与えた手紙の中に、「天下の事、万変と雖も吾が之に応ずる所以は喜怒哀楽の四者を出でず」という言葉があります。私は、王陽明が言うように企業経営においても、やはり一番大事なのは知、単なる論理でなしに情と合わさった理というもの、情理だと考えています。
人間ややもすると情よりも知の方に重きを置きがちですが、そのプロセスとして必要なのは論理で考えて行き、最終結論を下す前に情理で再考することです。人間の世界は所詮「喜怒哀楽の四者を出でず」、それぐらい情というのは大事なのです。
『草枕』の一節に、「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」とあります。「情に棹させば流される」かもしれませんが、要は知情意を如何にバランスさせるかの問題であって、画一的に情と知とを分けるものではないでしょう。私自身は、此の知情意の中でも殊に情意が重要だと考え

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